定義
Adaptive block size(アダプティブ・ブロックサイズ)は、blockchain(ブロックチェーン)のブロック最大サイズを固定ではなく時間とともに変動させることを可能にする、コンセンサスレベルのメカニズムです。この調整は、通常はトランザクション量や過去のブロック利用状況など、直近のネットワーク活動を参照するプロトコルルールによって制御されます。ブロックサイズ上限を拡大・縮小できるようにすることで、セキュリティや伝播(プロパゲーション)の制約を守りつつ、ブロックの処理能力を実際の需要に合わせることを目指します。
プロトコルレベルでは、adaptive block size は、ある時点で 1 つのブロックに含めることが許されるデータ量を定義します。これはスループット(処理能力)に直接影響し、ブロックが大きくなればより多くのトランザクションを格納でき、小さくなれば処理能力は制限されます。このメカニズムは、トランザクションやメタデータを含む具体的なデータ構造としての「ブロック」そのものとは異なります。adaptive block size が定めるのは、ブロックの最大許容サイズを制約するルールだけです。
背景と用途
Adaptive block size は、単一で固定されたブロックサイズ上限に縛られずに、blockchain(ブロックチェーン)の処理能力を調整するスケーラビリティ(scalability)メカニズムとして用いられます。これは、混雑期や低活動期などネットワーク状況の変化に応じて、プロトコルに組み込まれた事前定義の数式やガバナンス決定に基づき、許容されるブロックサイズを調整するよう設計されています。これにより、ブロックが上限サイズに達する頻度や、トランザクションが限られたスペースを巡って競合しなければならない頻度に影響が生じます。
ブロックサイズはネットワーク帯域幅の要件やブロック伝播時間に影響するため、adaptive block size は decentralization(分散化)やノード参加にも影響を与えます。許容されるブロックが大きくなるとフルノードに求められるリソースが増大し、逆に上限が小さすぎると需要が高いときでもスループットが制限されてしまいます。この文脈において、adaptive block size はプロトコル内部のトレードオフを調整するためのツールであり、トランザクション処理能力、セキュリティ前提、そして参加者が各ブロックを現実的に検証できる能力とのバランスをどのように取るかを形作るものです。